【山南ニュース】ネットリテラシー講演会(7/9)
本日の午後に、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社取締役の筒崎眞美さんをお招きして、ネットリテラシー講演会を開催しました。
筒崎さんは、ネット見守り隊監視員や教育委員会のネット対応アドバイザーとして、被害を未然に防ぐため、サイバー空間のパトロールを精力的に行っておられます。また、児童・生徒の現状に即した実用的なインターネットルール作りのアドバイザーとしても力を注がれています。
今日は、『SNSの正しい使い方』について、たくさんのことを教えていただきました。
お話しいただいた内容は
★「TikTokの真実」
・Tiktokには2種類ある。「Tiktok」と「Tiktok Lite」。Tiktok Liteはポイ活アプリ。いいねが多くてもバズってはいない。
・ダウンロードはオフにしておく。
・広告使用承諾はオフにしておく。
・画面録画や他人が写っている動画や写真をTiktokに投稿しない。著作権違反になる。
★「ゼンリー」位置情報交換アプリ
・位置情報を知られたら困る人もいる。断る勇気、断る方法。
・NauNauがデータを引き継いでいる。
・アプリを削除する場合は、アイコンを消すだけでは会社にデータが保存される。退会処理をしてからアイコンを消す。
★違法行為(アカウント交換、死体打ち、チーター、通報遊び)
★出会い系サイトやアプリ
・ネットで出会った人は何があっても会わない。
★ゲーム障害について
・1日3時間以上、Tiktokなどをする人はキレやすくなる。夜の睡眠は大切に。
★BeReal
・1日に1回、ランダムにBeReal側からユーザーに通知が送られてきて、その通知から2分以内に写真を撮らなければ、他のユーザーの投稿を見ることができないという仕様。写真を撮ると「インカメラ」と「アウトカメラ」の両方で写真が撮られてしまう。盗撮に注意。
★加害となる行為
・悪口(LINEの中、グループトーク)
・なりすまし
・誹謗中傷(嘘をついたり、確証があってもなくても)
・合成写真(コラ画)
・無許可の撮影・投稿
・LIVE配信
・禁止されている撮影場所でのカメラ起動
・自身のも含める裸や裸を連想させる写真の撮影・送信・拡散・保存・要求
・グロテスク画像・動画の送りつけ
生徒の感想
・ネットの世界はとても怖いなと思いました。どのアプリもあるととても便利で、楽しいものばかりだと思っていたけど、講演会を聞いて、1つ1つしっかりと確認して正しいスマホの使い方をしたいなと思いました。エナジードリンクは飲み過ぎると体に良くないものと知ったので、飲むとしても1週間に1本程度にしていきたいと思いました。大人になっても覚えておいてこれからの生活に生かしていきたいです。
・気をつけないといけないアプリの中に自分が入れているものもあったので、犯罪に巻き込まれたり、加害者になったりしないように、アプリの使い方に気をつけようと思いました。また、周りの友だちや家族などが使い方を間違えていれば教えてあげたりしないといけないなと思いました。まだ、私もインターネットについて知らないことの方が多いので、分からないときは正しい情報を手に入れて行動しようと思いました。
・私は、去年の講演会でスマホの使い方に気をつけようとして、変なアプリとかサイトとかに触れないようにしてきたし、SNSにも投稿しないようにもしてきたので大丈夫かなと思って過ごしていました。でも今年も話を聞くと、本当にネットは怖いなと思ったし、やらかさないようにしたいなと思いました。もし、何かトラブルがあれば、必ず親にも相談します。高校の話もチラチラ聞いて、自分の将来に関係するから気をつけていきたいです。
・ネットについて、たくさんのことが知れて良かったです。ネットの怖いところがたくさんあったので、聞いていて恐ろしくなったし、自分のネットの使い方を見直すことができました。位置情報が分かるアプリを入れさせられたり、命に関わることになったりしていくので、これからもっとネットを使う人生になっていくので、十分に気をつけたいです。これだけで罪になるの?と思うことも多くて、いつの間にか犯罪者になってしまうかもしれないので、親にも学んだことを教えてあげようと思います。自分が誰かに害を与えたりしないために、今日教えてもらったことを覚えておいて、ネットを使うときにしてはいけないことをしないように思い出したいです。すごく大切なことを知れる機会になって良かったです。