【山南ニュース】手話教室〔3年生〕(11/29)

本日の5、6時間目に3年生において手話教室が行われました。

5時間目には、 「聞こえない」というのはどういうことなのか、耳のしくみからわかりやすく教えていただきました。日常生活でも、雨音が聞こえず洗濯物が濡れてしまったり、昔のバスではアナウンスでの案内だったために降りたい停留所がわからなかったり、音で判断できないことで多くの苦労をされています。

音の聞こえない方がペンを落とされた時にはどうすれば良いのか、火事の時にはどう伝えたら良いのか、劇で教えていただきました。伝え方には「口話(くちぱく)」「筆談(紙などに書く)」「身振り(ジェスチャー)」「空書(そらがき)」の4つがあります。口話では、講師の八木さんがくちぱくで話された単語をみんなで予想しました。空書きではペアになり、お互いに単語を伝え合いました。伝えることの難しさ、そして情報を受け取ることの難しさを改めて感じました。

災害時には「耳が聞こえません」「手話ができます」などが書かれたバンダナが役立つことも紹介していただきました。音の聞こえない方や外国人の方など、話し言葉でうまく意思や状況を伝えられない方には、コミュニケーションボードも役立ちます。

たとえ手話の知識が無くても、困っている人の力になれる方法はたくさんあります。

 

6時間目には、それぞれのクラスに分かれ、手話を教えていただきました。

「おはよう」や「こんにちは」などのあいさつから「ありがとう」や「ごめんなさい」、「私の名前は○○です」などたくさんの言葉を教えていただきました。

手話が表すそれぞれの文字に意味があり、「なるほど!」「あ!そういうことか!」といった声が多く聞こえました。自分の名前は手話でどう表現するのかを一人ひとりに教えていただき、みんなで自己紹介し合いました。

最後には修了証と手話の書いてあるテキストブック、シールを頂きました。

シールには「I Love You」を意味する手話の絵が描かれています。

困っている人がいらっしゃる時には、今日教えていただいたことを活かしていきましょう。

講師の皆様、本日はありがとうございました。